冬の相模湖の水温は、一定の時期を過ぎると本湖より上流の水の方が温かくなります。
以前、古沢勝利プロがYouTubeの動画でも紹介されていたので、すでにご存じの方も多いと思います。
今回は、なぜそれが起こるのか個人的な見解ではありますが考察してみました。
なぜ上流の方が本湖より温かいのか?
理由のひとつとして、水量の違いというのがあると思います。
水は、空気や鉄とは違い「温まりにくく、冷めにくい性質」です。
そのため、初冬は水量の多い本湖の方が冷たくなりにくいため水温が高いが、季節の進行と共に、本湖も徐々に水温が下がっていき、一定の時期を境に上流との差がなくなるという事だと思います。
さらに季節が進むと夜の冷え込みは一段ときつくなり、上流に比べて水の動きが少ない本湖はその影響を受けやすく、本湖の水はドンドン冷やされ、冷たくなった水は重いため下へと沈み深い所に溜まります。
そうやって完全に冷え切ってしまった本湖の水は、その水量の多さゆえに今度は、昼間の気温上昇くらいではほとんど変化がなくなってしまい、上流の水より冷たいという現象が起きるのではないかと考えています。
さらに、上流が温かい要因として、相模湖より上流にある島田湖の存在が大きいのかもしれません。
島田湖は全体的に水深が浅く、日当たりも非常にいいので、水を温める要素が多そうですよね。
その島田湖で温められた水が相模湖に流れ込んでいるので、上流の方がより温かいと考えられないでしょうか?
深いところは何℃なのか?
魚探の水温センサーは、エレキに取り付けている人でも水深1mくらいの所までしか水中に沈めていませんよね?
深い所で20m以上ある相模湖の本湖という事で考えると、水深1mはかなりの表層という事になります。
つまり本湖にいる時に魚探の水温計が6℃と表示していても、それはあくまで表水温という事であって、深い所には6℃よりずっと低い温度の水が溜まっているという事が想像できます。
これは、あくまで仮説ですが…
逆に上流は本湖ほど水量がなく、水の動きもあるため、夜に冷やされた水は深い所にはあまり溜まらず下流へ流れていき、表層と湖底の温度にそこまで差がないのかもしれません。
つまり、ディープエリアを狙う場合、
もし魚探に表示される水温が本湖と上流で同じだったら、本湖より上流の方が、バスが釣れる可能性が高いのではないでしょうか?
合流地点と水の流れについて
相模湖は、上流の水と本湖の水が勝瀬橋の下で合流します。
「温かい上流の水」と、「冷たい本湖の水」が合流したらどうなるのか考えてみると…
「お湯と水が混ざらない性質」と同じで、お互いそれほど混ざり合わずに、上流の温かい水は、本湖の冷たい水より下にはいけないので、表層付近を流れていくと思います。
その上流の水が流れていく先には、貝沢ワンドなどがある北岸の岩盤あり、
その岩盤に当たり反転流になっている可能性があると考えています。
北岸にワカサギ多いのもそういった要因があるのかもしれないですね。
冬の相模湖の攻略法
最後になりますが、
ここまで書いたことを踏まえて、独自に考えた冬の相模湖の攻略法は…
- 『桂川上流でディープを狙え!』
- 『本湖北岸で表層を狙え!』
この2パターンです!(※あくまで個人的な見解です)
この2つの攻略法が正しいのか、
今年の冬は自分自身で実践してみたいと思います。
個人でツイッターもやっていますので、
実践してみた結果がどうだったのか、ツイートで報告したいと思います。
もしよかったらフォローをお願いします。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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